麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”
土田プロに聞いちゃえ!(11)特別開講ツッチーアカデミー vol.5
秋葉原「雀友倶楽部」にて開催されている
土田浩翔プロの麻雀アカデミー。
http://www.mahjong-club.net/janyu/academy/index.html
今回は特別にマンツーマンで受講させていただきました!(^_^)v
(前回の続き)
次の手牌と条件を見て、仕掛けを入れる手牌はどれかを考え、その初動部分と打牌を答えてみましょう(字牌はすべて生牌です)
(三) 南3局親番・4巡目・ドラ ▲9,000
土田:どこからチー・ポンしますか? そして何を切りますか?
(みなさんも考えてみてください!)
児嶋:えーまずは自風の東なんですけど・・・
土田:ほう。東は
児嶋:ここだけは鳴きたいですね
土田:ここだけは鳴いちゃダメですね
児嶋:えー!?(笑)
土田:ふふふふ
児嶋:もう~。じゃあどうしよ・・・。ペンチャンのチーとかですか?(ペン3筒チー、ペン7索チー)
土田:でもないんですね~。これはトイツの数牌を鳴いていく手なんです
児嶋:トイツの数牌・・・。あっ、トイトイかぁ
土田:そうですね。8筒ポン、8索ポン、9索ポン。すべて鳴くと
児嶋:なんでですか?
土田:そういう位置エネルギーだからです。トイトイに向かうべき局面。ラス前で9000点もマイナスしています。とてもいい状態とは呼べません
児嶋:チートイツはどうですか?例えば・・・7索を引いた場合とか
土田:いえチートイツも見ないですね。まずこの位置エネルギーでメンゼンで仕上がるのかという不安があります。とくに北を引いての「チートイツ・ドラドラ」ね。こんなのは絶対に期待しちゃいけませんよ?
児嶋:そういうことかぁ・・・なるほどね。ちょっとずつわかってきました
土田:まかり間違ってもそんな手には仕上がりませんから。
ただし!いいですか。ここから大事なんですけど・・・だからと言って数牌をポンした後に、ドラの北は切っちゃダメなんですね
児嶋:なんでですか?
土田:ポンしてドラを重ねる動きにするんです。自分のツモ筋にドラはありません。でも、例えばトップ目から出た9索なんかをポンしてドラを食いとってしまう。トイトイ・ドラドラに持っていく
児嶋:なるほど!
児嶋:じゃあこの手から、例えばなんですけど・・・
(三) 南3局親番・4巡目・ドラ ▲9,000
児嶋:7索を引いたらどうします?西を切るじゃないですか。そこに東が出てきたと
土田:1枚目は見送りますね
児嶋:2枚目は?
土田:2枚目は鳴きます。東ポン、打2筒
児嶋:2筒!?
児嶋:北は切らないんですか?
土田:北!?・・・あっ、テンパイとろうとしてます!?
児嶋:はい(笑)
土田:ダメダメダメ!間違ってもペン3筒のテンパイなんかとっちゃダメですよ?これはトイトイに向かう手ですから
児嶋:そっか・・・。でも親だしな~。テンパイとりたいな~!!(笑)
土田:まぁね・・・。でもそんなに悲観することもないんですよ?トイトイでいいんです。なんでかっていうと、トイトイにふさわしい素材が勢ぞろいしてるじゃないですか
児嶋:素材?
土田:ええ。ポン材ね。8筒、8索、9索、東と。だから動いてみたら意外にあっさり仕上がっちゃうパターン。ただ、東から鳴くのだけは控えましょうと。うまくいきませんから。字牌は我慢です。でも数牌が出てきら堂々と仕掛けていきましょうね
児嶋:へ~。・・・・・難しいな~麻雀って
今回はここまで。
次回も仕掛けのトレーニングの続編です。お楽しみに!
<ノーレート競技麻雀サロン「雀友倶楽部」@秋葉原>
土田浩翔プロの麻雀アカデミー。
http://www.mahjong-club.net/janyu/academy/index.html
<今回のゲスト:土田浩翔プロのマージャン戦術書>
こじもガッツリ読んでます(^_^;)
「トイツ王国の王子様」こと土田浩翔プロ。誰もが認めるチートイツのスペシャリストです。「逆にピンフのことはなんにもわかりません・・・」とは本人談。何もそこまで言わなくても(笑)
麻雀が強くなれることはもちろん、読み物としても非常に面白い一冊です♪
↑「最強麻雀」と銘打たれていますが・・・そうなんです、最強なんです。なんであんな意味不明な打ち方で勝てるの?(失礼w)
「麻雀は人智を超えたゲームだ」と豪語する土田プロ。この人には一体何が見えているのか・・・?
実は子供のころからお父さんの影響で「ブー麻雀」に明け暮れたそうです。あの摩訶フシギな麻雀の原点は「チー・ポン」だった!
近年は赤入りの影響もあり、「鳴き仕掛け」の良し悪しが大きなウエイトを占めています。読むなら今。知っといて損はなし!