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喰いタンの心得!(1)
スタッフ(以下、スタ):今回のテーマは【喰いタン】です
児嶋:はいよ~
※「喰いタン」:チー・ポンした(喰った)タンヤオのこと
(例)
スタ:喰いタンってよく使います?
児嶋:もちろん。めちゃめちゃ使うね
スタ:どんなときに使います?
児嶋:やっぱりアガリまでの「スピード」が魅力だから・・・「他人の親を流したいとき」「自分が親で連チャンしたいとき」「ドラが3枚あってカンタンに満貫を作れそうなとき」「オーラスでどうしてもアガリが必要なとき」・・・とか、いっぱいある。かなり使い勝手のいい役だと思う
スタ:しかも初心者の人にも簡単ですよね
児嶋:オススメだね。まず間違えることないでしょ。「一・九・字牌を使わない」って覚えとけばいいだけだから。ピンフと違って「チー・ポン」しても大丈夫だし
スタ:喰いタンの「コツ」は何でしょうか?
児嶋:コツね~。まずは急所から鳴くことかな?
スタ:急所?
児嶋:これは喰いタンに限ったことじゃないんだけど、「チー・ポン」してアガりを目指すときは、どの部分から鳴くのか?その順番がものすごく大事
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※「手牌の急所」。例えばこんな状況なら・・・
ドラ=
ニニ六七七②④⑧⑧677北
⇒この手牌の急所は、カン。なぜなら、みんなが使いたい「ドラ側(そば)」であること。そして、現在のドラ=ということは、ドラ表示牌にがめくれており、すでに1枚少ない
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スタ:つまり、まずは「一番欲しい牌」から手をつけろと
児嶋:うん。まぁそううまくはいかないんだけど(笑)でも「できれば急所から鳴きたい」って意識してるだけでだいぶ違ってくると思うよ
スタ:急所から鳴くと、どんなメリットがあるのですか?
児嶋:難しいメンツを先に処理しておけば、あとあと楽じゃん。テンパイしていよいよってときに勝負できる。例えばさっきの手牌で言うと・・・急所を無視したまま2mポン、8pポン、8sチーでテンパイしたと。そこに他家からリーチが入りました。・・・どう?とても勝負できないでしょ?
七七②④ 678 ⑧⑧⑧ ニニニ
児嶋:こんなふうに後先考えずに鳴きまくると悪いカタチが残りやすい。急所って基本的にみんなが欲しい牌だから、自然と鳴けるチャンスも減る。場に出てくるのも後半になる
児嶋:でも、先に急所さえ処理しておけば、テンパイ後の待ちがよくなるし、もしリーチが入ったとしても闘えるカタチになってると
七七67 ⑧⑧⑧ ニニニ ③②④
スタ:なるほど。つまり「急所から手をつける」というのは、鳴きの基本なんですね?
児嶋:うん。とくに喰いタンは
スタ:とくに・・・?
児嶋:喰いタンって守備力が低いから。とくに急所から鳴きたい
スタ:どういうことでしょう?
児嶋:タンヤオは「一・九・字牌を使わない」。つまり、手の中は2~8の牌で埋まるってことでしょ?これってリーチかけられたときに逃げようがないじゃん。だから最後に悪いカタチは残したくないんだよね
スタ:なるほど・・・。でもあくまでも基本ということは、状況によっては「急所以外から鳴く」こともあるのですか?
児嶋:あるよ。例えば「西ポン」「北ポン」と、急所じゃないところから鳴きました。でも字牌を2つポンしたおかげで、他家は「ホンイツかな?」って警戒するかもしれない。そのせいでいらない牌が切れなくなる→スピードが遅れる→その間にこっちの急所が解消できる。みたいなパターン
スタ:脅かしの意味ですね?
児嶋:そう。まぁ本とかに書いてあるから読んでみて(笑)要は、「何をするために鳴いているのか?」目標をちゃんと考えて鳴くこと。アガリが拾えそうだからって無闇やたらに「チー」やら「ポン」やら声を出すのはよくない。とくに「守備力の低い喰いタン」は・・・ってことかな
スタ:わかりました。じゃあ最後の質問です。どうして麻雀だけはそんなにちゃんとしてるんですか?
児嶋:やかましいわ
※今回はここまで!
次回、喰いタンの話がもうちょっとだけ続きます(^_^)
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