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瀬戸熊プロに聞いちゃえ！（８） 正当な打ちこみはＯＫ

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児嶋：ちなみに、クマクマタイムに入った後で、失敗したことはないんですか？

瀬戸熊：失敗・・・？？

児嶋：タイムの最中は絶対に勝てるはずじゃないですか。
なのに放銃しちゃったり・・・

瀬戸熊：いえ、べつに失点は気にしないです。
むしろ「放銃しないと持続できない」こともありますので

児嶋：え？失点しないとダメなときがあるんですか？？

瀬戸熊：ありますね。
正当な打ちこみは、むしろやらなきゃいけないことだと思います

児嶋：何故ですか？

瀬戸熊：打たないことによって、相手にツモられたり、勢いのなかった人にアガリが生まれたりする方がコワイからです。
たとえ今は点棒的に助かっても、その後の展開が絶対によくない

児嶋：なるほど！
いやー、頭ではわかってるんですけどねー。
僕はついオリちゃうんですよ・・・

瀬戸熊：いえ、すごくわかりますよ（笑）

（クマクマタイム理論。著書につまってます！）

瀬戸熊：ただし、相手三人が僕のスタイルを知っているときは、三人で協力して僕だけを潰しにくるので・・・
そのときはまた「駆け引きの部分」で戦い方が違ってきますね

児嶋：へー。たぶんリーグ戦とかがそうなんですよね？？
すごい世界・・・

瀬戸熊：大事なことは、「自分に手が入ったときに、その勢いを１００％活かせるような準備をしておく」
その手段が僕の場合は「手順どおりに打つ」ってことなんですね

児嶋：なるほど

瀬戸熊：だから当たり前ことは当たり前に進めます。
無駄な放銃はしないんだけど、でもギリギリのラインまで踏みこんでいく。
ほんの小さなキッカケも見逃したくないので

児嶋：全ツッパではないんですね？？

瀬戸熊：違いますね

児嶋：じゃあ例えば、相手から二軒リーチが入ったとします。
この場合はオリますか？

（つづく）

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