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瀬戸熊プロに聞いちゃえ!(9) 役なしのヤミテンで押す!

(前回のつづき)

児嶋:例えば、相手から二軒リーチが入ったとします。
これはオリますか?

瀬戸熊:オリますね。それは「オリる」という選択肢が正当なので。
そこで無理やり押して放銃するのは逆にNGです。
でもアガリが見えそうなときは押します。
もしかしたらそれが、本流の(クマクマタイムの)入り口かもしれない

児嶋:ほぉー。
つまり瀬戸熊プロは、常にクマクマタイムのキッカケを探してる麻雀なんですね?

瀬戸熊:はい、まさにそうです

児嶋:「ギリギリまで踏みこむ」って・・・
具体的なにはどんなことをするんですか?

瀬戸熊:僕はよく「役なしのヤミテン」で押しますね

児嶋:役なしで??

瀬戸熊9-1

瀬戸熊:こないだの最強戦でもこんな場面がありました。
自分がカン②のテンパイをしていて、二軒リーチが入っていました。
リーチ者は、佐々木寿人プロと渋川難波プロです

児嶋:はい

瀬戸熊:ドラは・・・たしか6萬でしたかね。
そこで僕は、無筋の5萬を押しました

児嶋:強っ!!

瀬戸熊:(笑)

児嶋:えー!ドラ表ですよね??
でも、それでリーチはしないんですか?
5萬なんか押すぐらいなら、リーチもありだと思うんですが・・・

瀬戸熊:いえ、リーチはしません。
この状況でリーチをするのは「逃げ」の行為なので。
僕は「当たり牌を引いたらやめよう」と思っていました

児嶋:ほえー

瀬戸熊9-2

瀬戸熊:つまり、これが「ギリギリまで踏みこむ」ってことです

児嶋:なるほど・・・。
結果はどうだったんですか??

瀬戸熊:カン②をツモりました。
役は「ツモのみ」ですから、点数は「300・500」と低いんですけど・・・
でもこのアガリがキッカケになりましたね

児嶋:クマクマタイムの始まりですか

瀬戸熊:はい

児嶋:やっぱりすごいマージャン・・・。
なんか「見てるモノが全然違う」って感じがしますよ。
ちなみに当たり牌はわかったんですか?

瀬戸熊:もちろんピンポイントでは無理ですが・・・
まぁそこは自分の読みと心中ですよね

児嶋:でも二軒リーチでしょ??・・・・・そんなのわかります??

瀬戸熊:なにも当たり牌を読んでるわけじゃないんですよね。
持ってきたときの(ツモってきたの)感覚です

児嶋:感覚!!(驚)
ちなみに、そのときの感覚は(読みは)どんな感じだったんですか?

瀬戸熊:寿人は早い巡目のリーチだったんですが「ドラを抱えてそうだな」と思いました。
結果は、ドラと何かのシャンポンでした。
あと渋川くんは、④―⑦の筋が切れなくて、待ちは④⑦のシャンポンになっていました

児嶋:そこに瀬戸熊さんは無筋の5萬を押したんですよね??
・・・しかも感覚で!!

瀬戸熊:そうですね(笑)

児嶋:はぁー・・・
本流を探すのってめちゃめちゃ勇気がいりますね・・・

(つづく)

 

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