麻雀プロ芸人！アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”

土田プロに聞いちゃえ！（８）特別開講ツッチーアカデミー vol.２

（前回の続き）

土田：今回の問題も私がアカデミーで使用しているテキストの一部です。
テーマは「放銃しない秘訣」

児嶋：放銃しない！いいですねー

次の捨て牌を見て、この次に何か手出ししてきたら「リーチ！」と言われそうなものはどれか？考えてみて下さい。（○印はツモ切り牌、牌の下の数字は場に出ている枚数で、無印は生牌です）※すべて東場の親の捨て牌で、ドラは伍萬です。

児嶋：次に手出しで「リーチ」と言われそうな捨て牌・・・？
こんな問題初めて見ました。このトレーニングで放銃しないようになるんですか？

土田：ええ、やはり守備において「ヤミテンを感じ取る」というのは非常に重要ですよね。あるいは「そろそろリーチが来るかな」と備えることで、かなりの失点は防げると思います。
ではいきましょうか

児嶋：よし・・・（気合）

土田：どうですか？次に手出しがあったらリーチがかかりそうですか？

 

 

（みなさんも考えてみてください！）

 

 

 

 

児嶋：ええっ！？これ超難しくないですか？

土田：難しくない

児嶋：いや難しいですって・・・

土田：難しくない！考える！児嶋さんならできます

児嶋：えー（笑）リーチは・・・・・かからない？

土田：・・・・・。正解ですね

児嶋：なんで溜めたんすか！（笑）
あーよかったー

土田：（笑）
この捨て牌ならまだ大丈夫そうですね。そんなに危険は感じません。
次はどうでしょうか？

土田：次に手出しがあったらリーチがかかりそうですか？

 

 

（みなさんも考えてみてください！）

 

 

 

 

児嶋：リーチは・・・これはかかりそうです

土田：かかりそうですね。マンピンソーの（マンズ・ピンズ・ソーズの）真ん中寄りの牌がそれぞれ手出しで出てきたらイーシャンテン、もしくはテンパイだと考えてください。
この捨て牌でいうと「６筒」「８萬」「３索」ですね。相手の手牌進行の目安として覚えておくといいでしょう

土田：次はどうでしょう？

土田：次に手出しがあったらリーチがかかりそうですか？

 

 

（みなさんも考えてみてください！）

 

 

 

 

児嶋：え・・・最後の手出しが９索？？

土田：そこですよね（笑）

児嶋：えーなんだこれ・・・。なんで９索なんて残してたんだろ・・・

土田：（ふふふ）

児嶋：あっ、そういうことか！わかりました。リーチはかかりそうです

土田：正解。やりますねー。じゃあ相手の狙っている手役は何でしょうか？

児嶋：チートイツですね？

土田：そう。これはチートイツの捨て牌。たぶん「９索」がいい待ちだと思って「西」よりも後に残しておいたんでしょう。つまりテンパイまであるかもしれない。ドラドラのヤミテンの可能性もあります。だから「一枚切れの字牌」や「場に安い端牌」などひょいっと切ることにないように。ちゃんとアンテナを張っておきましょうね

児嶋：たしかにチートイツのヤミテンってよく刺さりますもんね・・・

土田：これはどうでしょう？

土田：次に手出しがあったらリーチがかかりそうですか？

 

 

（みなさんも考えてみてください！）

 

 

 

 

児嶋：これもかかりそうだなぁ・・・

土田：そうですよね。役は何でしょうか？

児嶋：萬子のホンイツ

土田：正解。一枚切れの「南」、そして生牌の「白」が出てきています。もうヤミテンを張っているかもしれないし、リーチだってじゅうぶんに考えられます。「今のうちに」と思って切った萬子が「間に合ってしまった」ということのないように注意しましょうね。
次でラストです

土田：次に手出しがあったらリーチがかかりそうですか？

 

 

（みなさんも考えてみてください！）

 

 

 

 

児嶋：これもリーチが来そうですねー

土田：ですよね？はい、もちろん正解なんですが・・・。
じゃあ児嶋さん、BからEの中で「最も危なそうな捨て牌」はどれでしょう？

児嶋：危なそうな捨て牌？

土田：ええ、相手にしたときにコワイ捨て牌はどれ？

【おまけ問題】
次のBからEのうち最も危険な捨て牌はどれでしょう？？

 

 

（みなさんも考えてみてください！）

 

 

 

 

児嶋：・・・・・・。

土田：さぁ長考に入った（笑）

児嶋：くそー（笑）えーどれだ・・・

児嶋：危険なのは・・・E？？

土田：正解！あら～やっぱりできるんですね。これで全問正解じゃないですか

児嶋：全問正解！？やった！普通に嬉しいです（笑）

土田：まぁ打点力だけ見ればホンイツ模様のDも危ないんですが・・・やはり一番コワイのはEの捨て牌でしょうね。オーソドックスかつ高そう。牌が内へ内へと寄ってきています

児嶋：手出しで「６萬」「５索」「３筒」ですからね

土田：そう、非常に勢いを感じますよね。手の中が充実しまっくてる感がありありと出ています。相手がこういう捨て牌のときはとくに注意してください

今回はここまで！
次回も「放銃しない秘訣」の続編をお送りします。
どうぞお楽しみに～(^_^)/

＜ノーレート競技麻雀サロン「雀友倶楽部」＠秋葉原＞
土田浩翔プロの麻雀アカデミー。
http://www.mahjong-club.net/janyu/academy/index.html

＜今回のゲスト：土田浩翔プロのマージャン戦術書＞
こじもガッツリ読んでます(^_^;)

「トイツ王国の王子様」こと土田浩翔プロ。誰もが認めるチートイツのスペシャリストです。「逆にピンフのことはなんにもわかりません・・・」とは本人談。何もそこまで言わなくても（笑）
麻雀が強くなれることはもちろん、読み物としても非常に面白い一冊です♪

↑「最強麻雀」と銘打たれていますが・・・そうなんです、最強なんです。なんであんな意味不明な打ち方で勝てるの？（失礼w）
「麻雀は人智を超えたゲームだ」と豪語する土田プロ。この人には一体何が見えているのか・・・？

実は子供のころからお父さんの影響で「ブー麻雀」に明け暮れたそうです。あの摩訶フシギな麻雀の原点は「チー・ポン」だった！
近年は赤入りの影響もあり、「鳴き仕掛け」の良し悪しが大きなウエイトを占めています。読むなら今。知っといて損はなし！