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バビィに聞いちゃえ!(6) “プロの麻雀”とは??

バビィと児嶋
※前回のつづき

スタ:馬場プロが考える【プロの麻雀】とは何でしょうか?

バビィ:プロの麻雀。そうですね~。よく「強さ」だと思われる人が多いと思うんですが・・・そもそも麻雀の強さって相対的なモノなんですよ

児嶋:相対的?

バビィ:ええ。まぁカンタンに言うと、あの桜井章一さんでさえ勝てない相手が世の中にいるっていうんですね

児嶋:え!?(驚)・・・誰ですか?

バビィ:初心者3人です

児嶋:なるほど!

バビィ:麻雀ってそういうゲームなんですよ。初心者が相手じゃ読みなんか通用しませんからね。だから強さを計るというのはほんとに難しい。
そこで冒頭のご質問に戻りますけども・・・「プロの麻雀とは何か?」
これは強さではなく、ファンを増やす麻雀だと僕は思っています

児嶋:人気ですか?

バビィ:【商品価値】と言い換えましょうか。「この人の麻雀が見たい」「自分もこんな麻雀がうってみたい」そこにお金が発生したら、これは立派なプロですね。その人は「プロの麻雀をうっている」と言えるでしょう

児嶋:麻雀の腕だけじゃダメなんですね。難しい世界ですね・・・

バビィ:例えば僕みたいな立場から言ってもそうなんですよ。「この人に出演してもらったらファンがつく」あるいは、「この人の本だったら売れる」そういうプロは大事なタレントさんです。僕は、麻雀プロ=いい意味での麻雀タレントだと思ってます。このときのタレントとは「才能」の意味ですね

児嶋:ちょっと芸能人とも似てますか?

バビィ:共通しますね。だってほんとに強さなんて立証できないですもん。しかも、強い=直接的にファンが増えるわけでもないですし

馬場プロ

バビィ:あと最近気になるのが、多くのプロが「ネット麻雀」に流れてることかな。これがちょっと寂しい

児嶋:ダメなんですか?

バビィ:いえいえ!ダメじゃないですよ全然。ダメではないんですけど、ただネットの世界と、僕たちのうつ麻雀はまた別物ですからね。僕たちはリアルな麻雀のプロですから

児嶋:そうですね

バビィ:つまり本来なら、ネットで楽しんでいる麻雀ファンの皆さんを、自分たちがやってるリアルの世界に引っ張ってこないといけない。
なのに、こっちからネットにいっちゃって、下手だ下手だって叩かれて、それで終わっちゃうんですね。それだと意味がないと思うんですよ

児嶋:リアルとネットでは勝つコツとかも違うでしょうしね・・・

バビィ:例えばプロ野球選手。彼らがネットゲームでファンを集めることは絶対にしませんから

児嶋:なるほど

バビィ:あくまで自分たちのリアルな野球を見せて、それでテレビゲームやってる子供たちに「ちょっと外に出てバットでも振ってみない?」と誘うのがプロの仕事じゃないですか

麻雀プロにも一人でも多くのファンをリアルな麻雀の世界に引っ張ってきてほしい

バビィ:だから麻雀プロにも、せっかくネットはすごい数の人たちが見てますからね、一人でも多くのファンをリアルな麻雀の世界に引っ張ってきてほしいです

(ネットをきっかけにリアルへ!馬場プロのまっすぐな想いを語っていただきました)

 
 
児嶋:ちなみに馬場さんは、もし麻雀プロになってなかったら何になってましたか?

バビィ:なんだろう・・・。自分でもまったく想像がつかないんですよね。まぁ雑誌の編集者とかかな~

児嶋:ライター志望だったんですか?

バビィ:僕が学生時分は「キャンパスマガジン」ってのがものすごく流行ってて、いろんな大学で雑誌を作ってたんですよ。それをきっかけに、なんとなく編集者志望だったような気がします

児嶋:麻雀プロになるキッカケは何だったんですか?

バビィ:麻雀を覚えたのが中学生のときで、そのときちょうど活字の【近代麻雀】が創刊されたんですけど

児嶋:へ~!近麻ってそんな前なんですか

バビィ:そうなんですよ。でも当時はまだ未成年ですから、たとえ仲間うちでも麻雀をうつ機会がなかなかなくて・・・。
それで近麻を買って読むのがすごく楽しみだったんです

児嶋:麻雀少年だったんですね

バビィ:そんな状態が高校生まで続いて、気づいたら近麻=恋人になっちゃった(笑)そしたらとうとう発売日すら待ちきれなくなっちゃって

児嶋:どんだけハマってんすか!(笑)

バビィ:で、学校さぼって、雑誌に記載されている住所をたよりに竹書房まで行ったんです。
「もう原稿は刷り上がってるはずですよね?先にもらえませんか?」って

児嶋:すげぇな(笑)

バビィ:そしたら竹書房からしたら、急に学生服の高校生が来たもんだから驚いちゃって。当時の社長さんが「会いたい」って言ってくれたんですよ

児嶋:おお~。嬉しかったんじゃないですか?

バビィ:めちゃくちゃドキドキしながら待ってたんですけどね・・・なんのことはない「学校さぼっちゃダメだろ!」と、お説教をくらいまして

児嶋:ぷはは!そりゃそうだ(笑)

児嶋 馬場プロへ麻雀インタビュー


バビィ:でも最後には「うちでアルバイトしないか?」って誘ってもらえて、そこから原稿の校正作業とかを手伝ってました

児嶋:へ~。竹書房でバイトしてたんですね

バビィ:そしたら近代麻雀がめちゃめちゃ売れる時代が来まして、「誌上対局」という企画が始まったんです。そこに僕が呼ばれて、「採譜(さいふ)」という麻雀の記録係りを任されたんですけど、1日でなんと5000円ももらえたんですよ。当時の時給が280円とかですよ?

児嶋:めちゃめちゃ高いじゃないですか!

バビィ:大好きな麻雀を見れて、しかも高額なバイト料をもらえて。そこからですね、麻雀の世界に一気にのめり込んだのは。で、最高位戦に入ってプロになったというのが一連の流れです

(いやはや・・・いきなり出版社に乗りこむなんて熱意がすごいですね!)

児嶋:ちなみに馬場さんって趣味とかあります?

バビィ:趣味。ぷらりと温泉とか?

児嶋:おじさんじゃないですか(笑)

バビィ:いやもう立派なおじさんですよ僕は(笑)

児嶋:他にはあります?

バビィ:ちょっと前にね、実写版のセーラームーンにはまりましたね

児嶋:ええっ!?ハッハッハッハ!・・・なんで!?

バビィ:いや、自分でもよくわかんないんです。はまったんです

児嶋: なんでですか!

バビィ:いやだからわかんないんですよ!(汗)
たしか土曜の朝にやってて、それを見るために金曜の夜は絶対に仕事は入れなかったですね

児嶋:全然イメージにない(笑)
もしかしてDVDとか持ってるんですか?

バビィ:全巻、家にありますよ

児嶋:(手を叩いて爆笑!)

バビィ:たしか当時は、まだテレビに出たての北川景子ちゃんがいたんですよね。イベントもいくつか見に行きました。行けないときは、ネットの応援サイトで彼女たちの動向をチェックして「あ~今日は静岡にいるんだ~」みたいなね

児嶋:追っかけじゃないですか(笑)

バビィ:いやそこまではいかないですけど(笑)
でも正直今では、なんであんまにハマったのか全然わからなくて・・・。どうやら僕は熱しやすく冷めやすいタイプみたいですね

児嶋:(スタッフに)スクープだよこれ!(笑)

馬場プロ 麻雀

今回はここまで!
いや~まさか昭和の勝負師の心を癒していたのが月の戦士だったとは(笑)

さて次回は馬場プロの最終回です。お楽しみに~!

<今回のゲスト:バビィの麻雀戦術書>

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