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瀬戸熊プロに聞いちゃえ!(5) プロは何を読んでいる??

瀬戸熊直樹プロ,アンジャッシュ児嶋

(前回のつづき)

児嶋:ちなみに、実は前からプロの人に聞きたいことがあったんですけど・・・
リーチに対して、相手の待ち牌ってそんなにピンポイントでわかるもんなんですか?

瀬戸熊:まぁだいたいわかりますね

児嶋:マジっすか・・・

瀬戸熊:というのも、僕たちがやってる競技ルールは「一発」と「裏ドラ」がないので
相手のやってることがほぼ絞れてくるんですね

児嶋:へぇ~

瀬戸熊:例えば字牌がドラのとき。誰が持ってるのかすごくわかりやすいです。
自分がドラの「發」を暗刻で持っていたら、相手がリーチしてこようがその場の主役は絶対的に自分なわけですよ。
つまり逆にいうと、その気配がまわりから見ててもわかりやすい

児嶋:(うんうん)

瀬戸熊:あとは一発や裏ドラがないと「二翻役」が重要になるので・・・
例えば三色ですが、三色を狙ってる人は捨て牌にすごく出るんですね。

上の三色を狙ってる人は、下よりの牌ばかり並ぶし、
下の三色を狙ってる人は、上よりの牌ばかり並ぶ

瀬戸熊直樹プロ

瀬戸熊:そんな人が「リーチ」と来た。そして、リーチ宣言のちょっと前に上寄りの牌が切られていた。
さらに自分の手には7萬の暗刻がある・・・・・
「じゃあ待ちはペン7萬かな?」みたいなことです

児嶋:なるほど!!

瀬戸熊:こんな感じで1点に絞り切る局面もけっこうありますね

児嶋:そうかー。手役を追わなきゃいけないぶん、やってることがバレちゃうんですね・・・。
鳴いて「タンヤオ赤3」とかもありえないし

瀬戸熊:そうですね

児嶋:ちなみに、一発と裏ドラのない競技ルールの方が
そういった「読み」の能力は鍛えられるもんですか??

瀬戸熊:うーん、どうでしょうねー。僕はそんなに変わらないと思いますが・・・。
あと、まずマージャンの読みで大事なのは、相手の「当たり牌」がわかることじゃないんですね

児嶋:そうなんですか??

瀬戸熊:いちばん大事なのは「あたり牌」じゃなくて、相手の手の「値段」です。ここはわかっておきたい。
高ければいかないし、安ければ無視でもいいかなと

(こじ真剣です!)
瀬戸熊直樹プロ,アンジャッシュ児嶋

瀬戸熊:ちなみに僕たちがやってるルールは、誰かが「リーチ」って来たときに、他にも臨戦態勢の人がいたら、あとあとの2軒リーチに備えて、あえて一発目に危険な牌から切るんですよ

児嶋:危険牌から切る?・・・どうして??

瀬戸熊:一発と裏ドラがないからです。
あえて危険な牌を先に処理しちゃいます。
つまり手順が逆になるんですね

児嶋:ほぉー (゜o゜) なんかもう別世界すっね・・・・・

(つづく)

 

<今回のゲスト:瀬戸熊直樹プロのマージャン戦術書>

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