麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”
瀬戸熊プロに聞いちゃえ!(3) 死闘!第28期 鳳凰戦のウラ側 ①
(前回のつづき)
瀬戸熊:荒プロがふだんテレビでは絶対に見せないようなスタイルで、僕だけを潰しにきましたから
児嶋:なんすかそれ!
瀬戸熊:例えば、僕が親番で先制リーチをかけたんですよ。たしかナナナナ(7700)の手で、5‐8萬待ちだったかな?
児嶋:はい
瀬戸熊:そしたら荒さんもテンパイしてたんですね。鳴いて僕の親を蹴ろうとしている状態でした
児嶋:なるほど。でも親の瀬戸熊さんからリーチが入ったと
瀬戸熊:そういう状況です。
そしたら上家にいた右田プロが、僕のリーチに対してちょっと強い牌を押しました。前に出てきてたんですね
児嶋:(うんうん)
瀬戸熊:そしたら荒さん、その右田に対して放銃したんですよ
児嶋:え??(ポカン)・・・まさか・・・差し込みですか?
瀬戸熊:そうです
児嶋:えーー!なんで??
瀬戸熊:僕が最近よく言われる「クマクマタイム」という絶好調の時間帯があるんですけど・・・
そのときの7700のリーチは、ちょうどタイムの入り口だったので、荒さんはカットしにきたんですよ。
「右田に放銃してもいい。でも瀬戸熊にだけはアガらせないよ」と
児嶋:わー。すげー
瀬戸熊:普通の人は、テンパイしてたらそれを維持しちゃうんですね。
もしくは安全牌があったらそれを切るじゃないですか
児嶋:そうですね。
だって親リーと、親リーに対して押してきてる人もいるんでしょ?つまり2軒リーチみたいなもんですよね
瀬戸熊:はい。でも荒さんは右田プロに打ったんです。わざわざテンパイの崩れる「中抜き」をして
児嶋:中抜きで!? じゃあもう確実に狙い撃ちだ・・・。
てか、そんなピンポイントで相手の待ちがわかるもんなんですか?
瀬戸熊:いちおう僕も同じ立場だったらわかると思いますけど・・・
でも、僕はやらないんですよ。差し込みはしません
児嶋:なぜですか?
瀬戸熊:その一打が “不自然な打牌” になるからです。僕はマージャンの自然な流れを受け入れて打つタイプなので
児嶋:なるほど・・・。変な牌を打つと、たまにわけわかんなくなりますもんね
瀬戸熊:でも前回の荒プロは違いました。
明確な意志をもって、僕の本流をカットにしに来たんです
児嶋:本流・・・クマクマタイムの本流ですね??
瀬戸熊:ちなみにこんな感じの話がもうひとつあるんですけど・・・
児嶋:おおっ、くださいください!
瀬戸熊:(笑)
(つづく)
<今回のゲスト:瀬戸熊直樹プロのマージャン戦術書>
相手リーチに屈しない強烈な打牌!敵を一撃でなぎ倒すヘヴィ級のアガリ!
瀬戸熊プロの圧倒的な攻撃力はどこから生まれているのか?
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