麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”
瀬戸熊プロに聞いちゃえ!(2) 宿敵!荒プロとの攻防
(前回のつづき)
児嶋:ふだんは所属団体のリーグ戦を闘っているんですよね?
瀬戸熊:そうです。自分は連盟なので「鳳凰戦」ですね
児嶋:どんなものなんですか?
瀬戸熊:およそ300人の母体があって、それがピラミッド式にクラス分けされているんですね。
まず頂点にいるのが去年のチャンピオンの現・鳳凰位が1名。
その人にチャレンジできる権利を争うA1リーグがあり、12名います。自分も今はここにいます
児嶋:ほう
瀬戸熊:で、さらにそのひとつ下がA2リーグです。ここは16名。
さらに下がB1リーグ、B2リーグ。
C1リーグから32名になって、C2、C3と続いて・・・今はD3まであります
児嶋:どんだけあるんすか!
瀬戸熊:多いですよね(笑)ちなみにD3になると60人はいますよ
児嶋:すーげぇー
【日本プロ麻雀連盟 「第29期鳳凰戦」 所属プロ例】
現・鳳凰位
荒正義プロ
A1リーグ
瀬戸熊直樹プロ、前原雄大プロ、藤崎智プロ、右田勇一郎プロ、ダンプ大橋プロ など
A2リーグ
吉田直プロ、猿川真寿プロ、山井弘プロ、二階堂亜樹プロ、黒沢咲プロ など
B1リーグ
滝沢和典プロ、佐々木寿人プロ など
C1リーグ
堀内正人プロ、和久津晶プロ、宮内こずえプロ、和泉由希子プロ など
児嶋:瀬戸熊さんはこのピラミッドの頂点に上り詰めたんですよね?
瀬戸熊:はい、一応・・・。
おかげさまで去年と一昨年は連覇させてもらいました
児嶋:それほんとですか??
瀬戸熊:いやほんとですよ!(笑)
スタッフ:ちょっと児嶋さん。マジでやめてください
児嶋:(小声で)いやカッコつけてるパターンあるじゃない。取材だからって
スタ:あるわけないでしょ!!
瀬戸熊:はっはっはっ(笑)
児嶋:そんな果てしないピラミッドをどうやって上に行くんですか?
瀬戸熊:B1リーグ以下は、半年に1回の入れ替えがあります。
A1とA2は年に1回です
児嶋:降級もあるんですよね?
瀬戸熊:もちろんですね。半年ないし1年の成績が悪ければ下に落ちます
児嶋:うわー、めちゃめちゃ大変じゃないですか
瀬戸熊:ちなみに今シリーズで鳳凰位は29期を数えるんですけど・・・
最初の1期からずーっとA1リーグに所属しているプロがたった一人だけいるんですよ
児嶋:誰ですか?
瀬戸熊:荒正義プロです
児嶋:ほえー!今まで1回も落ちてないんですか!?
瀬戸熊:はい。ものすごくしぶといんですよ。
何度か危ない場面もあったみたいですけど、いまだに継続中です
(以前に解説の梶本琢程プロもこんなことを語っていました)
⇒【第8回モンド王座決定戦インタビュー】 荒プロの強さ=機を見るに敏!(梶本琢程プロ)
瀬戸熊:でも、そんな30年近くもA1にいる荒さんでも、鳳凰位を獲ったのは2回だけなんです
児嶋:2回?? やっぱりかなり厳しい闘いってことですよね・・・
瀬戸熊:ちなみに前回の鳳凰位戦で荒さんと闘ったんですけど、僕は負けちゃいました
児嶋:なにか敗因とかありますか?
瀬戸熊:敗因・・・。まぁいくつかあるんでしょうけど、たぶん荒さんが本気を出したからでしょうね
児嶋:本気?どういうことですか?
瀬戸熊:荒さんは滅多に本気にならないんですよ。でも前回は違いました。完全にガチンコ。
ふだんテレビでは絶対に見せないようなスタイルで、僕だけを潰しにきましたから
児嶋:なんすかそれ!めちゃめちゃ面白そうな話ですね!
具体的にどんなことをされたんですか?
瀬戸熊:例えば・・・僕が親番で先制リーチをかけたんですよ。
たしか普通のリャンメンで、5-8萬待ちだったかな?
(つづく)
<今回のゲスト:瀬戸熊直樹プロのマージャン戦術書>
【麻雀 アガリの技術/瀬戸熊直樹】
相手リーチに屈しない強烈な打牌!敵を一撃でなぎ倒すヘヴィ級のアガリ!
瀬戸熊プロの圧倒的な攻撃力はどこから生まれているのか?
基本的な構えから、卓上の暴君と化す「クマクマタイム」の作り方まで。
読んだあとは必ず攻撃力がアップしているはずです!ぜひ!