麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”
バビィに聞いちゃえ!(3) こじのマージャンを分析!
※前回のつづき
バビィ:「相手がちょっと強気で来てるな…」とか「あ、雰囲気が変わったな…」とかって、感じられてます?
児嶋:正確かどうかはわからないですけど、感じるようにはしてますね
バビィ:やっぱりね。そうとう敏感だろうなとは思ってましたよ。場をよく見てますもんね
児嶋:でも深読みしすぎて逆のパターンもあるじゃないですか。全然大丈夫なのにオリちゃったり、あとブラフにまんまとはまったり…
バビィ:ありますね~
児嶋:だからもし気がついたとしても、あえて無視するようにもしてるんですよね。振り回されちゃうんで
バビィ:麻雀って【情報の扱い方】がとても難しいんです。ちなみに児嶋さんは「デジタル派」ですか?「オカルト派」ですか?
(※ざっくり説明しますと・・・
■デジタル麻雀=牌効率を重視。麻雀にツキの流れなんてナイ!
■オカルト麻雀=流れ論者。ツキのある・なしを信じる)
児嶋:僕はかなりオカルト寄りだと思いますね
バビィ:ですよね。流れ重視ですよね
児嶋:はい。ていうかもう流れしか気にしてませんね(笑)
バビィ:だからですよ。だから場の情報に気づいたとしても、あまり気にしないようにしてるんじゃないですか?児嶋さんは、情報よりも流れを大事にするから
児嶋:なるほど!そうかもしれません
バビィ:今ね、そういう流れ論者のプロが減ってきちゃってるんですよ。俗に言うオカルト派がほんと少ない。僕はこれが寂しくてね…
児嶋:そうなんですか
バビィ:たしか次のゲストって土田くんですよね?
スタ:はい
(※そうなんです。第二回目のゲストは土田浩翔プロ!)
バビィ:彼なんかは、オカルト派の教祖みたいな人間ですからね
児嶋:教祖(笑)
バビィ:面白いマージャンをうちますよ~。
でも同じオカルト派なのに、土田くんと児嶋さんの麻雀にも少し違う点があります
児嶋:何ですか?
バビィ:まず土田くんは、自分の流れが悪くなったときにありとあらゆる「工夫」をこらしますね。変な鳴き、変なリーチ、とにかくなんでもやります。動きます
児嶋:へ~
バビィ:でも児嶋さんの場合は受け止めるタイプですね。悪いときはジタバタしない。頭を低くして、じっと耐えるタイプ。親ともあんまりケンカしないでしょ?
児嶋:そうですね
バビィ:だからある意味「臆病なマージャン」なんです
児嶋:当たってる…(笑)
バビィ:ね?臆病ですよね?
児嶋:超ビビリですね。つい最悪のケースを想定しちゃうんで
スタ:こないだの「われポン」でもありました。1回戦、開局早々から大連チャンしてそのままトップも獲ったんですけど、CM休憩中に児嶋さんが「やばい…」って不安がってました。あれは何故だったんですか?
児嶋:たしかに手は入ってたけど、満貫に届いてなかったり、裏ドラが乗らなかったり、あと割れ目で萩原さんから一発の出アガリを決めたのにギリギリ飛ばせなかったり・・・。
だから、「これは状態がいいようで実は悪いんじゃないか?」って警戒したのかな
バビィ:現場で見てた僕も思いましたね
児嶋:ですよね。一応トップはとれたけど、でも飛ばしたのは自分じゃないってちょっとヤバイじゃないですか
バビィ:ヤバイ。勝負どころできっちりトドメを刺せないのはマズイです。
流れが来そうで来ない。乗っていけそうで乗っていけない。そういうときは、「もしかしたら今度は不運の流れが自分に来るんじゃないか?」って疑い始めるんですよね
児嶋:そうです!
バビィ:やっぱ臆病なんですね~、児嶋さんのマージャンは
児嶋:そうっすね(汗)
バビィ:いや、でも全然恥ずかしいことじゃないんですよ?なぜ児嶋さんが臆病かというと、それは麻雀の「恐さ」を知っているからなんです。
あのね、勝負師って臆病じゃなきゃ絶対にダメなんですよ
児嶋:そうなんですか
バビィ:「繊細な臆病さ」と「流れを重視した大胆さ」。
この2つを兼ね備えているのが、児嶋さんの麻雀の強さですね
児嶋:ありがとうございます!やっぱりプロの人に褒められると嬉しいです
バビィ:でも反面、弱さもあります
児嶋:え!?
今回はここまで。
次回、こじまーじゃんの弱点が明らかに!(笑)
お楽しみに~
「最後の一牌がどうしても押せない…」そんなときはこの本!
捨て牌を読み、相手の手牌構成を推理。
リーチに対し、仕掛けに対し、「無スジの安全牌」を堂々と切り飛ばせる!