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喰いタンの心得!(2)
※前回のつづき
児嶋:あと「喰いタン」で気をつけてることは、1フーロ目で「目的」を決めておくこと
(※フーロ:副露。ポン・チー・カンをすること)
スタ:目的?
児嶋:「そもそもなんで鳴いたのか?」そこがちゃんと明確になってないと途中でフラフラしちゃうから
スタ:具体的にはどういうことでしょう?
児嶋:前回でも言ったけど、喰いタンってほんとに使い勝手がいい役なんだよね。赤入りだととくに重宝する。スピードもあるし、場況への対応力もある。だからつい目先のアガリに気をとられて「チー」「ポン」って声が出ちゃうときがあるんだけど、これがけっこう危険
スタ:何故ですか?
児嶋:喰いタンは守備力が低いから
スタ:なるほど。言ってましたね
児嶋:最初に「チー」って声を出した時点でちゃんとした目的がないなら鳴かない方がいいよ。鳴くってことはそれなりのリスクがあるんだから
スタ:安易には仕掛けるなってことですね?
児嶋:例えば「急所から手をつけろ」って話もそう。急所から鳴くのはいいよ。基本だからね。でも、ここでちょっと相手の立場にもなってみて。相手は急所の配を捨ててきたんだよ?つまりそれなりに手が進行してるってことだからね?チーした次巡、その相手からリーチが入るかもしれない
スタ:そっか・・・
児嶋:じゃあ自分がドラの「中」を2枚持ってました。そこに「中」がぽろっと出てきました。ポンする?
スタ:します。もちろん
児嶋:でも相手はドラを切ってきてるから。警戒はしないと
スタ:ということですね
児嶋:ドラを鳴いた相手はもちろんコワイ。でも、鳴かせた相手もコワイから。これが意外と見落としがち
スタ:なるほど。そんな状況でチー・ポンして守備力を落とすのは危険ですね。とくにタンヤオは2~8の牌ばかりになりますから
児嶋:でも、「目的」さえちゃんとあれば対応できそうじゃない?例えばオーラスのアガリトップの状況。鳴いて1000点でもいいからとにかくアガりたいと。じゃあドラをポンされようが親リーが入ろうが関係ない。全ツッパでいけるじゃん。結果、麻雀がフラフラしない
スタ:「麻雀がフラフラする」とはどういうことですか?
児嶋:相手の親を流したいからチー。ポン。さらにチーと。でもそこに親リーが入りました。しかもドラは1枚も見えてない。危険牌を掴んだ。コワイ。じゃあオリよう・・・みたいなこと
スタ:ダメなんですか?
児嶋:そもそも「親を流そう」が目的で鳴いたんでしょ?って思うんだよね。リーチが入ったからってオリてちゃ親は流せないじゃん。最初の目的はどこいったの?って。まぁそれで成功することもあるんだけど・・・。でも行き当たりばったりの麻雀は安定感がないからアベレージは残せないよ。トータルでは勝てない
スタ:喰いタンは便利。でも逆に危険な側面もあると・・・
児嶋:べつに臆病になる必要はないけどね。ほんとに使い勝手のいい役だから。どんどん利用すればいいと思う。ただし、目的だけは明確にしておくこと
①ドラが3枚あるから満貫を作りたい
②点数はいらない。スピード重視でとにかく他家の親を流したい
③オーラスのアガリトップ。なにがなんでもアガりたい!
④ドラだからとりあえずポン。でもリーチが来たらオリよう・・・
児嶋:などなど、なんでもいい。べつに「オリる前提」の鳴きでもいいよ。とにかく1フーロ目からちゃんと決めて仕掛けましょう
スタ:わかりました。先生ありがとうございます!
児嶋:駐車場代の2000円貸してくんない?現金がなくてさ(笑)
スタ:・・・・・。
※今回はここまで!次回の更新もお楽しみに~(^_^)ノシ
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