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【第10回女流モンド杯インタビュー】 ポリシーで切れない牌(二階堂亜樹プロ)
(前回のつづき)
スタッフ:女流モンド杯。亜樹プロにとってどんな舞台ですか?
亜樹:まず負い目がありますね。勝ってないのに出続けてるという・・・
スタ:え・・・(驚)
亜樹:そりゃ思いますよー。だって全然結果が出てないんで。
だから、そろそろ本当に勝たなきゃいけないんです。とくにモンドはたくさんの人たちが見てくれているので、応援してくれているファンの皆さんに申し訳ない
スタ:勝たなきゃいけませんか
亜樹:勝たなあかんです。
(小声で)でも頑張ってもなんか勝てないんですよっ。
私だってできることなら勝ちたいよっ(笑)
スタ:ですよね(笑)
さて、今日は亜樹プロにどうしても聞きたいことがあったんですけど・・・
亜樹:なんですか?
スタ:前回大会の対局で、ある人が白をポン發をポンしている状況で、解説席の亜樹プロは「私は何があっても中は切りません。ポリシーみたいなものです」と言われてました。
あれはどんな意味だったのですか?
亜樹:あー、ありましたねそんなの。相手に「三元役」の可能性があるときですよね?
(三元役=大三元のこと)
(例えば相手がこんな状況で・・・)
亜樹:ここで「中」を切ることが、自分にとって百害あって一利なしじゃないですか。なので切りませんね
スタ:そのときはたしかけっこう早い巡目だったんですよ。それでもダメですか?
亜樹:ダメです
スタ:自分に手が入っていても?
亜樹:切りませんね。たとえ倍満をテンパイしていても「中」は残します
スタ:えー!!
亜樹:要は、仮にこの「中」が通ったとしても、切っちゃダメな牌だから切らないんです
スタ:え・・・? 相手にロンされなかったとしてもダメなんですか?
亜樹:ダメです。それはただの結果だと思うんですよね。
麻雀って長いスパンで結果を捉えなきゃいけないので、その局面だけを切りとって「正解・不正解」を考えていると、トータルでいい成績を残すのは難しいんですよ
スタ:なるほど。仮に今は通ったとしても、そういう麻雀を打っているようではいずれ負け組になってしまう・・・みたいなことですか?
亜樹:ですね。ただし、これがタイトルのかかった決勝で、自分がアガらないと負けてしまう状況なら話は違います。そこは私も中を切ります
スタ:ちなみに亜樹プロの麻雀といえば「放銃率が低い」というのがひとつの特徴だと思うのですが・・・
やっぱり麻雀を強くなるためには放銃率は下げないとダメですか?
亜樹:うーん・・・どうなんでしょう。
でも「放銃率が低い」って決してイイことばかりでもないので・・・
スタ:どういうことですか?
(つづく)
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