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【第13回モンド杯インタビュー】 マージャンは読みが大事&醍醐味!(滝沢和典プロ)
「第13回モンド杯」
見事に激闘を制したのは・・・滝沢和典プロでした!
優勝おめでとうございます!!
(オープニングでの宣言どおり【攻める麻雀】で見事に優勝!)
モンド杯の放送は終了しましたが、
出場プロの皆さんにはまだまだたくさんのことをお聞きしていました。
そこで今回からは延長戦をお送りします。
どぞ!
(前回のつづき)
スタッフ:続いて滝沢プロには「読み」についてお聞きしたいのですが・・・
著書【麻雀 読みの技術】の中に、「皆さんにはもっと読みの勉強をしてほしい」という一文がありました。
あれにはどういった意味があったのですか?
滝沢:僕が常々思っていることは、マージャンをすべて「システム化」したがる人が多いなと
スタ:システム化・・・。どういうことでしょうか?
滝沢:例えば戦術書にしても「こういう問題にはこんな答えを」というのを欲しがる。
でも、基礎さえちゃんと作っちゃえばどんな問題にも応用できるんですね。
その骨格づくりとして「読み」はちゃんと勉強したほうがいいと思うんです
スタ:では、読みを鍛えるためにはどんなトレーニングをすればいいのですか?
滝沢:残念ながら特効薬はないですね・・・
スタ:ええーー
滝沢:ふふふ(笑)
「ちゃんと見て、ちゃんと考える」その作業を繰り返してください。
地道な努力です
スタ:対局後に牌譜を見返すことも大事ですか??
滝沢:大事ですね。
「反省して、次回に備えて、実践で試して、また反省する」
つまり特効薬がないから、基礎をじょじょに成長させていくのがいちばんの早道なんですよ
スタ:ちなみに「相手の手牌」を読むポイントは何でしょうか?
滝沢:まずは「手出し・ツモ切り」をちゃんと見てください。
でも全部見る必要はありませんよ。
重要なところだけチェックします
スタ:重要なところ・・・。例えばどんなところですか?
滝沢:捨て牌の「矛盾点」ですね。
相手の切る牌を見て「あれ?」と違和感を感じたところです。
タンヤオ・ピンフを基本にして、それに矛盾する牌が出てきたときに理由を考えます。
「ん?なんでこの牌が出てきたんだろう・・・」と
(考えて考えて・・考えまくるッ!)
滝沢:赤ドラの入ってる麻雀だったら、相手が赤ドラを引いた瞬間がわかるときもありますよ
スタ:ええっ!(驚)
滝沢:例えば「3」と「7」を切ってる人が、その後に「5」を切ってきたとします。
ここでまず「おや?」と気づくことが大事なんですね。そして考えます。
例えば・・・「2や8との入れ替わりかな?」とか。
スライドというやつですね
<スライド切り>
メンツが【⑤⑥⑦】とあって、そこに⑧をツモり、⑤を切る。
するとメンツは【⑥⑦⑧】にスライドする。
滝沢:でも、場をよく見ると「2」も「8」も安全だと。つまりあえて真ん中の「5」を切る理由は見つかりません・・・。
そこでその可能性はいったん捨てます。そして、さらに考えます。
「もしかしたら赤ドラの5を引いたのかな?だから普通の5と入れ替えて空切りしたんだ」・・・みたいなことです
スタ:そこまで考えますか!
滝沢:まぁこう聞くと難しく感じるかもしれませんが・・・
でも実際はそうでもないんですよ?
基礎の骨格さえちゃんとあれば、ほぼ反射でできるようになります。
だからマージャンにおいて「読み」はすごく大事なんですね
スタ:そして、いちばんの「楽しみ」でもあると・・・
滝沢:そうです。
ぜひ「読み」を勉強して、マージャンをもっと楽しんでください
捨て牌読みの基本を記したセオリー本ではなく・・・「実戦譜」をもとに卓上のすべての情報を分析し、状況判断に生かす高度な読みの技術書。
(本文より) 麻雀の読みには曖昧な部分が多く、せっかく読んでも裏切られることも多い。
だからといって「それなら最初から捨て牌なんて読まなければいい」と考えるなら、雀力の進歩はそこでストップしてしまう。
それに、読みは麻雀の醍醐味であり、その楽しさを最初から諦めている人を見るのは残念でならない。
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